
手軽にボルト/ナットの座面トルク、ネジ部トルク、締め付け総トルク、締め付け角度、軸力を計測できます。 手動簡易スタンドですが、配置されているセンサーのセンターアライメントは計測精度を保証できるように厳密に調整できます。 センサー類は、精密テストスタンドに使用されているセンサーと全く同じです。
手動ですので、複雑で手間がいるモーター制御プログラムが不要で、軸力や締め付け総トルクや摩擦係数のデータが必要な時、直ぐに試験計測できます。

データが欲しいボルト、あるいはナットをセンサーの計測位置に固定するインサートに差し込むだけです。
ISO16047が規定するボルト試験の場合は、ボルトを、ナット試験の場合はナットを、インサートにセットし、あとはレンチで締め付けるだけで、計測試験でき、分析。解析ソフトtestXpert®で自動的に数値結果、あるいはグラフで出力できます。
KRE軸力/ネジ部トルクセンサー

従来のネジ部トルク計測システムは左図のようで、大型になり、しかも実際のボルトとナットの締め付けを再現するものではなく、メネジ治具の交換も手間とコストが掛かるものでした。

KREセンサーでは、ステンレススティール製の頑丈な筐体に、二組のストレインゲージセンサーを効果的に配置し、内周に軸力計測、外周にローラーベアリング外苑にネジ部トルクを計測するストレインゲージを配置して、軸力とネジ部トルクを同時に計測出来るようになっています。
軸力センサーハウジング(固定)とボルト/ナットをセットするインサートが、ピン(赤色)で接続され、ボルトねじに掛かるネジリトルクを、ローラーベアリング外周のネジ部トルクセンサーで実計測しています。
各種ボルト/ナットのセットアタッチメントが揃っていますので、標準ボルト/ナットだけでなく、スタッドタイプ、小径スクリュー、長尺ボルトなど、ほとんどの形状のボルトファスナーの試験計測ができます。
トルク/アングル・トランスデュサー

Dakks(Deutsche Akkreditierungsstelle ドイツ認定評議会)が認定する校正研究所KRE(旧SCHATZ AG)が製造する、精度も信頼性も高い、トルク・角度計測センサーです。 剛性の高い特殊スリップリングの採用により耐久性も高く、精度の高い角度も計測できます。
降伏点トルク、破断トルクなど、瞬間的な荷重に対しても安心して使用できます。
ただし、物理的な衝撃が連続的に負荷される、インパクトツールには使用できません。(手動システムで、ハンディ―締め付けツール使用する場合。)
パワー/コントロール・ボックス

標準コントロールボックスでは、計測チャンネルは、”1.軸力” ”2.ネジ部トルク” ”3.締め付け総トルク” ”4.締め付け角度”の4個のメジャリングチャンネルが装備されます。 最大8チャンネルまで、増設はプリントボードを追加するだけでシステムアップ後、簡単に増設できます。

コントロールボックス背面のインポート・アウトポートパネルです。 全てのセンサーケーブル
はODUコネクター同軸を採用し、外部騒音などの影響を低減しています。
KREセンサーは、
SCHATZ AUTOCODE®が搭載されていますから、ユーザーは使用するセンサーを、ODUコネクターでコントロールユニットに接続するだけです。 コントロールユニットがセンサーを自動認識し、他の装置では必ず必要な、煩わしいセンサースペックの入力作業を不要にしています。 ユーザーは、スイッチオンして即座に計測試験に入れます。
● カタログご請求はこちらから
ホームへ