KRE®固定シャフトトランスデューサー(5413-1030シリーズ)を、手動クランクハンドル装置(5413-4611)の回転テーブルにフランジで取り付けて、クリックタイプトルクレンチやインディケーティングタイプ(デジタルやアナログ)トルクレンチの校正に使用できます。
ISO6789が要求する校正手順では、クリックタイプのトルクレンチはクリックするまで一定で安定したトルクを掛けなければならないと規定しています。 手動クランクハンドル装置はクリックポイントで正確にトルク負荷が停止しますから、この問題については気にする必要はありません。 しかも、このクリックポイントを、INSPECTproは自動でその値を表示して保存します。
インディケーティングタイプのトルクレンチでは、トルクレンチに表示されるトルクで目標値(設定値)までトルクを掛けていかなければなりません。 その時に、レンチの表示トルクとINSPECTproのトルク表示の差が許容値に収まっていれば合格となります。
INSPECTproは検査のトルクカーブが保存でき、トルクレートがISO6789に合致しているかどうかがチェックでき、その検査結果を試験報告書としてプリントアウトもできます。
INSPECTproは、検査中にその結果がディスプレイ上に一目で判るようにトルクの上限値と下限値を赤色の水平線で示し許容トルク範囲が一目で判るようにしています。 検査結果がその許容範囲内であれば緑のドット(丸)で、範囲外であれば赤いドットでトルク値を表示します。 そのドット表示は、連続した検査でそれぞれの結果値を連続的に左から右に連続表示して行きます。
それぞれの結果の数値も各計測ごとにトルクと角度値がディスプレイに表示されます。
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